皆様こんにちは。
ATOYSです。
いきなりですが「情けは人の為ならず。めぐりめぐって己(おの)がため。」という言葉の意味を知っていますか?
意味は「人に親切にすれば、相手のためになるだけでなく、良い報いとなって自分に戻ってくる」ということです。
最近になってこの思いやりを発揮しようとしていることに気づきました。
この記事を読んでいるあなたにも向けていますが、本来は友人のために調べていたものです。
今回は図書館で偶然見かけた料理の本で実際に料理を作ってみたので、
できる範囲でのレビューをしようと思います。
学研 上島亜紀著「驚くほどおいしい 電子レンジ料理 100」
|
主食から副菜、スイーツを含めて100種類のレシピが掲載されています。
下ごしらえが必要なものもありますが、大体包丁が使えれば再現できる料理となっています。
切る・載せる・混ぜる・レンジに入れて温める。
本当に簡単です。
包丁が使えなくても、キッチン用のはさみを使えばできる料理もあります。
なんなら、カット野菜を買えば切る手間すら省けるので、やりようはいくらでもあります。
個人的に嬉しいのが電子レンジの加熱方式によって、食品の置き方が載っているところです。
複数同時に温めた際に、なぜか冷たいままであることもよくあります。
ターンテーブルなら両端に、フラットなら中央に置くとマイクロ波が当たるようです。
などなど、電子レンジで料理する際のポイントが載っているので、料理に慣れたら応用も効かせられると考えられます。
実際どんなものが作れるのか?
2024/04/26の私の夕食です。
現時点で作れているのは2品だけですが、十分満足感のある料理ができました。
左:チャプチェ
右:炊き込みご飯
若干材料と分量を変えました。
ベーコンを鶏胸肉に変更しています。
チャプチェに関しては、加熱後に塩胡椒で味を調整するのですが、本来はベーコンを使っていることもあって塩気がありません。
なので、コチュジャンを加えるのがおすすめです。
※商品によってはアルコール(酒精)が含まれている可能性があるため、
子供に食べさせる時は原材料に注意してください。
米は落とし蓋をしていなかったこともあって、アルデンテ気味でしたがおこげが出来て香ばしくなったので、結果美味しくなってくれました。
全ての料理を試したわけではないのですが、和食・洋食・中華は作れるので、一家に一冊あっても良い内容だと私は思います。
……レシピについては割愛させていただきます。
自分用に手順を落とし込めたら、アレンジして投稿するかもしれません。
レビューは以上となります。
ここからは蛇足となります。
友人への手助け
私はシェアハウスに住んでいます。
住人は日本人だけでなく、海外から出稼ぎに来た方もいらっしゃいます。
日本語が不自由な状態で入居される(場合が多い)のです。
大抵家電の使い方は誰かに教えてもらうしかないのですが、もしその相手が「言語の壁がある相手」だったらどうなるでしょうか?
その相手がたまたま私になりました。
スリランカ人Rとの出会い
スリランカ人の男性(以下R)と偶然居合わせ、英語で家電の使い方を質問されました。
正直言って何言ってるのかさっぱりでしたが、中学・高校時代に習ったなけなしの英語の記憶と、翻訳アプリを使って下手くそな英語で対話をしました。
その結果、初日からRと友人となりました。
出来ないながらもアドリブを効かせて楽しげに話したのが功を奏したのでしょう。
残念ながら言語の壁があったので、SNSで文字のやり取りに限定となってしまいましたが、割と趣味が合いそうな人であるというのが私の認識です。
何度か文字のやり取りをしていたある日、彼の食生活に触れる機会がありました。
料理ができない。それでも、おいしいものを食べてほしい。
ある日、キッチンでRとすれ違った時に、彼はゆで卵を持った鍋を持って自室に戻って行きました。
初めてRと話した日に、スリランカの食生活について軽く調べていたこともあり、どんな料理を食べているのかと気になり質問してみました。
返信内容は、「ご飯と卵と鶏肉を食べる。料理は得意ではない」という内容が返ってきました。
加えて「来日したばかりで、使える金は少ない」ということもわかりました。
※返信内容については若干脚色しています。
私は金がないというところに共感し、電子レンジで簡単にできる料理はないかと思いレシピを探しました。調べた結果と実践結果を持ってRに共有したいと考えました。
その時出会ったのが今回紹介した書籍というわけです。
料理の翻訳で言語を学ぶ
ここからが本題です。
私は上述の通り英語はできませんが、Rとの出会いもあり英語を使いたいとも考えています。
最初のきっかけはストリートピアノですが、隣人を助ける目的で自然と英語に触れる機会が増えてきたこともあります。
いい機会なので、人のために英語を学ぶことにします。
調理手順は翻訳ツールを使いますが、同時にどういう文法で構築されているのかを知る機会になります。
「情けは人の為ならず。めぐりめぐって己(おの)がため。」
翻訳だけでは英語は喋れることはありません。が、学ぶ事で理解しようという意識は芽生えます。
それが友人のためなら尚更です。
私もRにメッセージのやり取りの際には日本語を交えています。
お互いに言語を試し合おうという提案をして、(恐らく)了承してくれています。
今回の親切で何が起きるのか?
私は料理の共有でこれを確かめていこうと考えています。
願わくば、Rが美味い飯をレンジから取り出す日が来ることを祈っています。
|
コメント